©Saki Chikaraishi/ Dogo Onsenart 2022
  • 2022年

    道後温泉系

    編まれたものがほどけたり、また編まれる。一本の糸の姿が変容していくという編み物の特性は、人の生きる姿や自然現象など世の中のあらゆる事象に通じると語る作者が、その変容性を活用して道後温泉の成り立ちをジオラマで表現。編み物の素材は道後温泉本館や道後温泉旅館協同組合加盟の旅館・ホテルなどで使用したタオル800枚をリサイクルしたものを使用。愛媛県内の工場で染色、裁断、縫製をしたもので編みました。建物などのジオラマ作品にはニット工場から出た残糸も使用しています。

    オープニングパフォーマンスの「道後温泉を編む」は、Youtubeの「みんなの道後温泉 活性化プロジェクトch.」でご覧いただけます。

    協力:道後温泉旅館協同組合

    設置期間:

    〜2023年2月26日(日)

    設置場所:

    道後温泉 第4分湯場

    力石 咲
    ちからいし さき

    1982年埼玉県生まれ。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業。編むという手法で、場所のネットワークにまつわるインスタレーション作品を制作している。亡くなった母に幼少時に教わった編み物を、人と繋がる手がかりとして作品制作に取り入れる。縄文時代から続く生活用品を作るための技術である編み物に、つながりを作る技術という新しい価値を見出すとともに、様々な場所や人とのつながりを希求するようになる。

道後オンセナート2022(DOGO ONSENART 2022)

2022年、「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」の一環として、4年ぶりとなる芸術祭「道後オンセナート2022」を開催しました。
テーマは「いきるよろこび」です。2021年に先行して作品を公開した大竹伸朗さん、蜷川実花さん、隅川雄二さん、尾野光子さんの4名の作 品に加え、過去最多となる約30組のアーティストやクリエイターが参加、自由に鑑賞できる常設のアート作品を設置するほか、イベントを随 時開催し、いつ来ても楽しめる、何度も訪れたくなる芸術祭を開催しました。
道後温泉は昔も今も、人の身体を、心を温め続けてきました。心身を癒し、活力ある人生を送り、また、活気あふれるまちを未来につなぐた め、地域とアーティストやクリエイターが協力しあい、道後を、世界を温めました。

会期:2022年4月28日 〜 2023年2月26日

DOGO ONSENART 2022

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道後におけるアートの取り組み