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2023.03.17 UP

「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」で
2023年度に「道後アート2023」を開催します

日本最古といわれる道後温泉では、本館保存修理後期工事期間に合わせ「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」を2024年3月までの3年間で実施しています。 2021年度は、大竹伸朗さんや蜷川実花さんの作品を展示するほか「地熱づくり」をテーマに、地元で集客や関係人口を築いてきました。 2022年度は、4年ぶりに「道後オンセナート2022」を2023年2月26日(日)まで開催しました。 最終年の2023年度は、4月から「道後アート2023」を開催します。 フランス生まれの建築家でアーティスト、デザイナーのエマニュエル・ムホーさんを迎え、シンボル作品を道後商店街に展示します。 また、アートに加えてクラフトのコンテンツを生かし、これまでの地元集客や関係人口づくりを続けながら、観光人口を拡大するほか、インバウンドの獲得を目指します。

「道後アート2023」の概要

【名称】 道後アート2023(どうご あーと にせんにじゅうさん)
【テーマ】 アート&クラフト(あーと あんど くらふと)
【会期】 2023年4月14日(金)〜 2024年2月29日(木)
【場所】 道後温泉地区
【主催】 未来へつなぐ道後まちづくり実行委員会
【企画プロデュース】 スパイラル/株式会社ワコールアートセンター

テーマ

「アート&クラフト」

これまで道後温泉の活性化に大きく貢献してきた「アート」の取り組みを継続しながら、アフターコロナやインバウンドの回復を見据えます。買い物の楽しさを提供し、魅力を高めるため、新しい切り口で「クラフト」に着目し、さまざまなプログラムを実施します。「道後アート」らしいアーティストのシンボリックな作品展示を続け、新たにエマニュエル・ムホーさんを起用します。色を用いて空間をがらりと変えるインパクトのある作風が持ち味です。展示中の道後温泉本館の大竹伸朗さん、道後温泉別館飛鳥乃湯泉の蜷川実花さんの作品に加え、道後商店街にインパクトとスケール感のあるムホーさんの作品を展示します。 日本をこよなく愛し、愛媛でも多くの実績があるムホーさんが、企業とのコラボレーションや工業製品を上手く取り入れて作品を制作し、ものづくりやクラフトとの親和性を高めます。

ポスターデザイン

道後アート2023

小林 一毅

こばやし いっき

グラフィックデザイナー。
1992年滋賀県彦根市生まれ。2015年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。資生堂クリエイティブ本部を経て2019年に独立。東京TDC賞、JAGDA新人賞、日本パッケージデザイン大賞銀賞、Pentawards Silver受賞。

小林 一毅
コンセプト

熱気の造形によるコミュニケーションを表現した2021年。直感的に喜びを感じられるようなプリミティブな造形と色彩で「いきるよろこび」を表現した2022年。「道後アート2023」のビジュアルは、過去のビジュアルコミュニケーションを拡張させ、これまでの2年間の取り組みを更に発展させるイメージを、蝶が羽ばたいていく様子で直感的に表現しています。色彩については、甘い蜜のような晴れやかでのびのびとした印象のするピンク色をベースに、湯上がりの火照ったような温度感も感じる配色で構成しています。
ポスターは言葉のまだわからない幼児から100歳のご老人まで、老若男女様々な人達に歓迎され、前向きになれるような明るさや色彩の愉しみを意識したデザインでありたいと思っています。

道後と蝶の関係
俳人・小林一茶が道後を訪れた際に、「寝ころんで蝶泊まらせる外湯哉」という句を詠んでいます。蝶も舞う麗らかな陽気の日に訪れた道後を気に入り、翌年にもまた来遊したそうです。

常設展示作品

01

シンボル作品展示

「道後アート2023」のシンボルとなるエマニュエル・ムホーさんのアート作品を道後商店街に展示します。
道後温泉本館の大竹伸朗さんや道後温泉別館 飛鳥乃湯泉の蜷川実花さんの作品などと一緒に、道後からアートを発信します。

【期間】2023年4月中旬 ~ 2024年2月末(予定)
【場所】道後商店街
100 colors no.35 エマニュエル・ムホー(作品例)
100 colors no.35(過去作品)

エマニュエル・ムホー

建築家/アーティスト/デザイナー。
フランス生まれ。1996年より東京在住。emmanuelle moureaux architecture + design主宰。 東京の“色”と街並が成す複雑な“レイヤー”と、日本の伝統的な“仕切り”から着想を得て、色で空間を仕切る「色切/shikiri」コンセプトを 編み出す。色を大胆に取り入れた建築、空間デザイン、アートなど多様な作品を創造し続けている。代表作に巣鴨信用金庫の建築設計、 ABC Cooking Studio の空間デザイン、100 colors シリーズ、UNIQLO や ISSEY MIYAKEのアートインスタレーション、国立新美術館での 「数字の森」などがある。東北芸術工科大学准教授。

https://www.emmanuelle.jp/
エマニュエル・ムホー
エマニュエル・ムホー

DOGO ONSENART 2022 の
展示継続作品についてはこちら

02

クラフトミュージアム

【期間】2023年7月 ~ 2024年2月29日(木)
【場所】道後温泉地区の旅館やホテルのロビー空間と商店街の店舗などの一角
「DIRECTOR'S MARKET」

道後温泉地区の旅館やホテルのロビー空間と商店街の店舗などの一角にポップアップショップを設け、5組のクリエイターがそれぞれ企画や演出し、工芸品などを取り扱います。

参加クリエイター

作原 文子さくはら ふみこ

施設 : 道後御湯(道後鷺谷町2-20

インテリアスタイリスト。岩立通子氏のもとで、アシスタントを経験した後、1996年に独立。主に雑誌、カタログ、TV-CM、エキシビション、ショップディスプレイ、映画美術などのスタイリングを中心に活動。手掛ける雑誌は「Casa BRUTUS」「Figaro Japon」「&Premium」「BRUTUS」「Men’s Non-No」などのインテリア誌、女性誌、男性誌と幅広く、日本のインテリアスタイリストとして第一線で活躍。柔軟な感性を活かし、さまざまなテイストをミックスした独自のスタイリングは、男性女性問わず定評がある。
「Found MUJI青山」、「INTERSECT BY LEXUS-TOKYO」のウインドウディスプレイや、企業の展示会の空間ディレクションなども行う。自身の活動として“mountain morning”も展開。

作原 文子

篠原 ともえしのはら ともえ

施設 : ホテル古湧園 遥 (道後鷺谷町1-1

デザイナー/アーティスト。1995年歌手デビュー。メディアでの活動と共にデザイナーとしても創作活動を続け、これまでに松任谷由実コンサートツアー、嵐ドームコンサートなど、アーティストのステージ衣装を手がける。2020年、夫でアートディレクターの池澤樹とクリエイティブスタジオ「STUDEO」を設立。以後チームとして、ブランド戦略のコンセプト構築から、コミュニケーションの設計、ビジュアル開発、空間デザインまで一気通貫した仕事を目指している。2022年、デザイン・ディレクションを手掛けた革の着物が第101回ニューヨークADC賞(銀賞・銅賞)、東京ADC賞を受賞。

篠原 ともえ

清家 未来せいけ みらい

施設 : 茶玻瑠(道後湯月町4-4

SGSC店主/バイヤー。松山市出身。
2022年2月に東京都狛江市にオープンしたセレクトショップ「STEEP GRADE SHARP CURVES」オーナー兼バイヤー。
アパレルメーカーを経て、大手セレクトショップに入社。
大手セレクトショップではバイヤーを務め、アートへの造詣が深い自身の強みを生かし、様々な企画や別注アイテムを手掛ける。2017年に新たな環境を求めて同社を退社。独立後はアパレル関連以外に今治タオル業界にも従事していたが、二足のワラジでは物足りなくなり、ショップをオープン。ショップでは、愛媛の地場産品もセレクトし販売している。

清家 未来

鳥羽 周作とば しゅうさく

施設 : 大和屋本店(道後湯之町20-8

シェフ。sio株式会社 / シズる株式会社代表取締役。Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31歳で料理の世界へ。2018年「sio」をオープン。同店はミシュランガイド東京2020から4年連続一つ星を獲得。
現在、「sio」「Hotel's」「o/sio」「o/sio FUKUOKA」「パーラー大箸」「㐂つね」「ザ・ニューワールド」「おいしいパスタ」と8店舗を展開。
書籍/YouTube/SNSなどで公開するレシピや、フードプロデュースなど、レストランの枠を超えて様々な手段で「おいしい」を届けている。モットーは『幸せの分母を増やす』。

鳥羽 周作

大竹 彩子おおたけ さいこ
大竹 笙子おおたけ しょうこ

施設 : 伊織 本店 ( 道後湯之町20-21 道後商店街アーケード内

大竹彩子(写真:左)
アーティスト。1988年生まれ。宇和島市出身。2016年ロンドン芸術大学を卒業後、絵画、写真、壁画制作など東京を拠点に活動。さまざまな場所を訪れ撮影してきた写真本は現在までに15冊出版。

大竹笙子(写真:右)
アーティスト。1993年生まれ。宇和島市出身。2017年ロンドン芸術大学テキスタイル学科卒業。日常で目にした情景を版画やドローイングなど様々な技法を用いて具現化する。本の挿画やファッションのテキスタイルにも作品を提供しており、作品集に『DUMBBELL KUMBBELL I,II,III』がある。

©Masato Kawamura
©Masato Kawamura
「U.F.O.-Unidentified Fabulous Object-未確認工芸物体」展

「用の美」と称えられる豊かな日本の工芸分野から、技術と制作の背景や視点のいずれにおいても、さらに秀でた芸術性のある作品を見出して展示し、工芸の未来を見据えます。「DIRECTOR'S MARKET」と同じ場所で実施します。

イベント

01

クラフトフェア

上人坂を舞台に、松山、愛媛、四国、世界のクラフトを集めたフェアを開催します。

【期間】2023年10月の2日間  
【場所】上人坂
02

クリエイティブキャンプ

クラフト系の作家を道後に招きます。クラフトフェアに合わせ、道後商店街や上人坂でワークショップなどを実施してもらい、訪れる方にさまざまな体験を提供し、賑わいをもたらします。

【期間】2023年10月頃  
【場所】道後商店街や上人坂
03

ひかりの実

道後の冬の風物詩として親しまれている髙橋匡太さんの参加型アート作品「ひかりの実」を道後公園に展示するほか、ワークショップを開催します。

【期間】2023年12月中旬 ~ 2024年1月中旬  
【場所】道後公園ほか

プレスリリース

取材対応・問い合わせについて

取材・掲載、プレス用画像をご希望の方はこちら

アーティストやクリエイターへの直接の取材はお控えください。
取材の申し込みは、未来へつなぐ道後まちづくり実行委員会事務局(松山市役所道後温泉事務所内)
または下記の広報窓口に連絡してください。

【 本件に関するお問い合わせ 】
未来へつなぐ道後まちづくり実行委員会事務局(松山市道後温泉事務所内)
担当:菅、徳岡、清水、岡田
TEL:089-921-0101  FAX:089-934-3415
MAIL: dogojimu@city.matsuyama.ehime.jp
【 広報窓口 】
株式会社NINO 担当 : 清水
TEL:089-995-8783 / 080-6280-6970(問い合わせ時間:10:00〜18:00/土・日曜・祝日以外)
MAIL: press@dogoonsenart.com
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