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道後におけるアートの取り組み

「街歩き旅ノ介 道後温泉の巻」山口晃 道後アート2016

道後でアートフェスティバルが始まり3年目となる2016年は、メインアーティストに画家の山口晃さんをお迎えしました。本年は文豪・夏目漱石の没後100年、小説『坊っちゃん』発表110年。よそからやって来た夏目漱石が松山を舞台にアイロニーとユーモアを込めて小説「坊っちゃん」を書いたように、山口さんも“よそもの”視点で道後を描きます。時空を超えて過去・現在・未来を行き来することで、どことなく懐かしくて何だかおかしな世界に迷い込んでしまいそうです。日常と空想、実景と虚構がないまぜになったような感覚で、人びとを街へ誘います。絵画のみならず立体・建築的手法やインスタレーションなどの自由な発想で、見慣れた街の風景がそれぞれの記憶と混ざり、不思議な姿として浮上するような、そんな作品たちが街に出現しました。

会期:2016年4月29日 ~ 2017年8月31日

山口晃×道後温泉 道後アート2016
道後におけるアートの取り組み