©TARO SUZUKI / Dogo Onsenart 2014
  • 2014年

    チヨコレイト

    『チヨコレイト』は神社の石段を舞台にした光のインスタレーション。子どもが遊ぶように、人々が石段を登り降りすると、階段の左右に配置された照明が点灯し、真横から足元に差した光が暗闇の中に石段独特の表情を浮かび上がらせるという作品。時間とともに光はゆるやかに消え、人々の痕跡が光として石段に残されるという、伝統ある神社にふさわしい演出となった。

    場所:

    湯神社石階段

    期間:

    2014年4月29日-9月30日

    時間:

    18:00〜22:00

    鈴木 太朗
    すずき たろう

    1973年、東京・葛飾生まれ。
    自然界の物理現象を観察、その魅力の綿密な考察と理解から、根源的な美しさをもつ作品を生み出すメディアアーティスト。独自の発想や高度なテクノロジーに支えられ時間軸上に抽出される「物質」や「光」の動きや変化は、鑑賞者に純粋な感動やおどろきを伝える。国内外多数の国際展に参加、公共空間へのインストール、またアトリエオモヤ代表としてその世界を広げ、いずれも高い評価を得ている。東京藝術大学でデザインを学び、同大学博士課程を経て博士号(美術)を取得。また、2012年度まで東京大学大学院情報学環にて、先端技術の若き研究者たちにメディアアートのアプローチから表現技法を教える。2013年より東京藝術大学美術学部デザイン科准教授に就任。

道後オンセナート2014(DOGO ONSENART 2014)

古くは日本書紀にも残る日本最古の温泉「道後温泉」。松山観光の目玉ともいえる道後温泉本館が、2014年4月10日に改築百二十年の大還暦を迎えることを記念して、アートフェスティバル「道後オンセナート2014」が開催されました。 道後温泉本館が、アート作品へと変貌するほか、9軒のホテル・旅館の各一室を著名なアーティストたちが手がける、泊まれるアート作品群「HOTEL HORIZONTAL(ホテルホリゾンタル)」が誕生。そのほか、昼も夜も、まちを巡りながら道後の魅力を最大限に味わうことができます。
また、地元に重きを置いてコミュニティーを形成する試みとしてアートディレクションと運営は地元NPOと若手クリエイターでつくるコンソーシアム「道後アートプロジェクト」が担当。総合プロデュースは、東京・青山で複合文化施設を運営する、スパイラル/株式会社ワコールアートセンターが行いました。

会期:2016年4月29日 ~ 2017年8月31日

道後アート2014

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道後におけるアートの取り組み