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2022年
マチコトバ – 浦島 茂世
[選定作品]
角田寿星「再会」[選定理由]
言葉にならない強い感情を、言葉にして人に伝えること。
それはとてつもなく大変で、莫大なエネルギーが必要なことだと思います。
「再会」を初めてよんだとき、作者のこれまでの葛藤や道のりに思いを馳せました。きっとこれまでに、あきらめたことも少なくはないはずです。
それでもじゅうぶんであり、しあわせであるという作者の姿勢が「生きるよろこび」というテーマをいただいたときに真っ先に思い浮かびました。- 設置期間:
〜2023年2月26日(日)
- 設置場所:
椿の湯 北側壁面
浦島 茂世うらしま もよ美術ライター。大学で美学美術史を専攻し、制作会社勤務を経てフリーランスに。時間を見つけては美術館やギャラリーへ足を運び、国内外の旅行先でも美術館を訪ね歩く。著書に『東京のちいさな美術館めぐり』、『企画展だけじゃもったいない 日本の美術館めぐり』『猫と藤田嗣治』など。文化庁文化審議会博物館部会委員を務めるほか、講演やカルチャーセンターでの美術講座講師など、美術の楽しさを伝える活動を精力的に行っている。
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道後オンセナート2022(DOGO ONSENART 2022)
2022年、「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」の一環として、4年ぶりとなる芸術祭「道後オンセナート2022」を開催しました。
テーマは「いきるよろこび」です。2021年に先行して作品を公開した大竹伸朗さん、蜷川実花さん、隅川雄二さん、尾野光子さんの4名の作 品に加え、過去最多となる約30組のアーティストやクリエイターが参加、自由に鑑賞できる常設のアート作品を設置するほか、イベントを随 時開催し、いつ来ても楽しめる、何度も訪れたくなる芸術祭を開催しました。
道後温泉は昔も今も、人の身体を、心を温め続けてきました。心身を癒し、活力ある人生を送り、また、活気あふれるまちを未来につなぐた め、地域とアーティストやクリエイターが協力しあい、道後を、世界を温めました。会期:2022年4月28日 〜 2023年2月26日