©Lucky Star Co.,Ltd / DOGO ART
  • 2026年

    道後温泉本館プロジェクションマッピング

    ■作品コンセプト

    道後温泉は、三千年にわたり人々が湯に浸かり、癒され、また旅立っていった場所です。この場所には、神話の時代から今日まで、無数の記憶が静かに積み重なっています。

    本作は、蜷川実花の極彩色の花々を核とした映像を道後温泉本館の表面に投影し、この場所に宿る目に見えない記憶の層を、色彩と光のかたちで浮かび上がらせる試みです。建物を埋め尽くす花々は、単なる装飾ではありません。かつてこの湯に身を沈めた一人ひとり、すなわち神々や旅人、詩人、そして名もなき人々が残していった気配なのです。

    花のかたちや色合いは絶えず変化し、道後に積み重なった異なる時代の残響を映し出します。言葉も人の姿も一切用いず、極彩色の光だけでこの場所が湛えてきた時間を語り、今まさにこの光を見つめる人々の眼差しもまた、新たな記憶の層として静かに重なっていきます。道後温泉本館という器が受け止めてきた記憶、歴史、自然の気配を、夜ごとの花として咲かせること。それが本作の試みです。


    【上映時間】令和8年4月21日(火曜日)〜 令和8年7月31日(金曜日)
    【上映時間】午後7時30分から午後9時30分の間、30分毎に5分程度
    【上映場所】道後温泉本館 西面 (松山市道後湯之町5-6)

    蜷川 実花
    にながわ みか

    写真家、映画監督、現代美術家

    写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。クリエイティブチーム「EiM(エイム)」の一員としても活動中。

    木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年ニューヨークのRizzoliから写真集を出版。また、『ヘルタースケルター』(2012年)、『Diner ダイナー』(2019年)をはじめ長編映画を5作、Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』(2020年)を監督。

    これまでに写真集120冊以上を刊行、個展150回以上、グループ展130回以上と国内外で精力的に作品発表を続ける。

    個展「蜷川実花展with EiM:彼岸の光、此岸の影」(京都市京セラ美術館、2025年1月-3月)は、25万人を動員。

    最新の写真集に『VIRA』(bookshop M Co., Ltd.、2026年)、『mirror, mirror, mirror』(光村推古書院 、2026年)がある。 https://mikaninagawa.com

    主な展覧会/ グループ展「I’M SO HAPPY YOU ARE HERE」Palais de l'Archevêché、2024年 グループ展「Tokyo : Art & Photography」アシュモレアン博物館、2021年‐2022年 「MIKA NINAGAWA INTO FICTION / REALITY」北京時代美術館、2022年 「蜷川実花展」台北現代美術館(MOCA Taipei)2016年

道後におけるアートの取り組み