• 2014年

    オンセナートユニフォーム

    フェスティバルの雰囲気を盛り上げ、地域事業者の参加意識を高めるプロジェクトとして『オンセナートユニフォーム』を開発。旅館協同組合、商店街振興組合、インフォメーション振鷺亭のスタッフが着用した。 ユニフォームには「キモノスリーブ」という着物の袖を応用したデザインが施され、「和」の雰囲気を漂わせる一方で、現代のデジタル昇華プリントを利用した技術や光沢などによって未来を表現し、本フェスティバルのコンセプトである「最古にして、最先端。」を感じさせた。また、オンセナートのロゴ色や道後温泉の歴史などを反映させた、華やかなオリジナルテキスタイル(生地)の制作も行った。

    矢内原 充志
    やないはら みつし

    1975年愛媛県今治市生まれ。
    桑沢デザイン研究所卒。
    1977年〜2011年アートグループ「ニブロール」のディレクター兼衣装担当として活動。2002年〜2010年「Nibrollabout Street」名義でレディスコレクションを発表。震災後、それまでのコンセプチュアルな衣装作りからアトリエワークを主体にしたリアルクローズに服作りの方向を変える。2012年 Tokyo新人デザイナーファッション大賞を受賞。現在は、舞台衣装家として世界中を飛び回る傍ら、メンズファッションブランドMITSUSHI YANAIHARAを中心に活動している。

道後オンセナート2014(DOGO ONSENART 2014)

古くは日本書紀にも残る日本最古の温泉「道後温泉」。松山観光の目玉ともいえる道後温泉本館が、2014年4月10日に改築百二十年の大還暦を迎えることを記念して、アートフェスティバル「道後オンセナート2014」が開催されました。 道後温泉本館が、アート作品へと変貌するほか、9軒のホテル・旅館の各一室を著名なアーティストたちが手がける、泊まれるアート作品群「HOTEL HORIZONTAL(ホテルホリゾンタル)」が誕生。そのほか、昼も夜も、まちを巡りながら道後の魅力を最大限に味わうことができます。
また、地元に重きを置いてコミュニティーを形成する試みとしてアートディレクションと運営は地元NPOと若手クリエイターでつくるコンソーシアム「道後アートプロジェクト」が担当。総合プロデュースは、東京・青山で複合文化施設を運営する、スパイラル/株式会社ワコールアートセンターが行いました。

会期:2016年4月29日 ~ 2017年8月31日

道後アート2014

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道後におけるアートの取り組み