参考作品:田中泯「場踊り」淡路島洲本市五色町萬尾の人のいなくなった古い民家の庭先 2006 年 © 山田脩二 Shuji Yamada
  • 2018年

    田中泯 オドリ ~ コエからモジへ ~

    田中泯による道後での二晩限りの「場踊り」、ラストを飾るのは正岡子規へのオマージュです。最初は声として、つぎ に文字を介して自己を表現するコトバが身体の中へ流れていく様子を、繊細で真摯な踊りに託します。堀端の樹々の 下で、水面に差し込む陽の光のなか、ことばと身体が紡ぎ出す時間をお楽しみ下さい。

    開催日時:

    2018 年 4 月 29 日 16 時〜約1時間

    開催場所:

    道後公園(子規記念博物館南側遊歩道)

    観覧料:

    無料

    田中 泯
    たなか みん

    ダンサー。暗黒舞踏の創始者である土方巽に私淑した、前衛的、実験的舞踊家。1974 年、 独自の表現活動を始め、精神―物理の統合体として存在する身体に重点をおいた「ハイパー ダンス」を展開。78 年のパリでのソロデビュー以後、世界中の知識人や芸術家との数々の コラボレーションへと繋がり、そのアプローチは形式的な舞台芸術、ダンス、音楽のシーン の枠に収まらない。2002 年、山田洋次監督の映画「たそがれ清兵衛」で初の映像出演により、 その後も 国内のみならず数々の映画、TV ドラマへ出演し、2013 年にはハリウッドデビュー を果たす。田中の、「踊りの起源」への絶え間ない調査と堅固なこだわりは、日常に存在す るあらゆる場に固有の踊りを即興で踊るというアプローチによって、「場踊り」という形で、 より実践への根を深めている。「場踊り」は日本および世界各地で現在進行形で繰り広げられている。国内外問わず大舞台から野外までの幅広いダンス歴は現在までに 3000 回を超え る。著書『僕はずっと裸だった』( 工作舎 )、『意身伝心』( 松岡正剛との共著、春秋社 )、写真集『光合成 - MIN by KEIICHI TAHARA』( スーパーラボ )。
    www.min-tanaka.com

道後オンセナート2018(DOGO ONSENART 2018)

「道後オンセナート」のコンセプトテーマは2014年に引き続き、「アートにのぼせろ ~温泉アートエンターテイメント~」です。「のぼせる」とは夢中になるということ。 道後で展開されるアートは一部の人々に与えられる“特別なもの”ではなく、自由に感じられる、鑑賞できる、ごく身近なものです。 日本最古といわれる道後温泉で、人と土地のエネルギーを浴び、体験することで、大人も子どもも、遠方から来る人も地域の人も、 頭も体も楽しく「のぼせよう」というメッセージが込められています。
2017年9月のプレオープンを皮切りに、2018年4月のグランドオープン、2019年2月のフィナーレまでの18ヶ月間、ホテルや街中に設置される作品と多様なイベントを組み合わせて展開されまました。

会期:2017年9月2日 〜 2019年2月28日

道後オンセナート2018

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道後におけるアートの取り組み