• 2014年

    楽 園

    天才写真家、アラーキーがディレクションする、道後温泉の特別な一室。16畳を超える和室が荒木色に染まる。4枚の襖には、『緊縛』と題された写真を配置。着物を着た女性たちが、日本家屋とともに佇む姿が、歴史を積み重ねた街の雰囲気に呼応するかのような深い色合いで観る者を魅了した。床の間に花と人形を配した近作『 ARADISE』を展示したほか、荒木が著した書籍を置き、手ぬぐいやハガキなどのグッズも展開した。

    場所:

    ホテル古湧園

    期間:

    2013年12月24日-2015年1月12日

    時間:

    11:00〜14:00 (15分)

    料金:

    324円 (税込)オリジナルポストカード付 ※18歳以上

    荒木 経惟
    あらき のぶよし

    1940年、東京三ノ輪生まれ。
    千葉大学工学部写真工学科卒業。
    1964年『さっちん』で第1回太陽賞を受賞。電通を経て1972年よりフリー。代表作に愛妻陽子との新婚旅行を撮影した『センチメンタルな旅』の他、『エロトス』『色景』など。これまで出版した書籍は450冊を超える。『センチメンタルな旅、人生』(1999年、東京都現代美術館)『私・生・死』(2005年、バービカンアートギャラリー、 ロンドン)などの個展の他、国内外で展覧会多数。 2008年オーストリア科学・芸術勲章受章、2012年坂口安吾賞、2013年毎日芸術賞特別賞受賞。 2014年には豊田市美術館で個展を開催。

道後オンセナート2014(DOGO ONSENART 2014)

古くは日本書紀にも残る日本最古の温泉「道後温泉」。松山観光の目玉ともいえる道後温泉本館が、2014年4月10日に改築百二十年の大還暦を迎えることを記念して、アートフェスティバル「道後オンセナート2014」が開催されました。 道後温泉本館が、アート作品へと変貌するほか、9軒のホテル・旅館の各一室を著名なアーティストたちが手がける、泊まれるアート作品群「HOTEL HORIZONTAL(ホテルホリゾンタル)」が誕生。そのほか、昼も夜も、まちを巡りながら道後の魅力を最大限に味わうことができます。
また、地元に重きを置いてコミュニティーを形成する試みとしてアートディレクションと運営は地元NPOと若手クリエイターでつくるコンソーシアム「道後アートプロジェクト」が担当。総合プロデュースは、東京・青山で複合文化施設を運営する、スパイラル/株式会社ワコールアートセンターが行いました。

会期:2016年4月29日 ~ 2017年8月31日

道後アート2014

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道後におけるアートの取り組み