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2022年
マチコトバ – きたむらけんじ
[選定作品]
伊丹万作「子供ノ誕生日ニ」[選定理由]
「道後温泉活性化プロジェクト/クリエイティブステイ」では、県立松山東高校で同級生同士だった映画監督の伊丹十三さんと、作家・大江健三郎さんの関係性を中心にリサーチを重ねました。そのため、今回の「マチコトバ」もおふたりに由来する書物からと探しました。
この言葉は伊丹十三さんのお父さまで映画監督の伊丹万作さんが、息子・十三さん(本名:池内義弘/別名:池内岳彦)に宛てて書いた言葉。
病床に伏せっている父から、幼い我が子(伊丹十三)へ向けたメッセージです。読んだ者に「自分自身は命を立派に磨き上げているだろうか」と問いかけてきます。- 設置期間:
〜2023年2月26日(日)
- 設置場所:
道後公園・北側歩道
きたむらけんじきたむらけんじ劇作家、放送作家。劇団東京フェスティバル主宰。1973年生まれ。知的障害者を積極的に雇用する実在の企業をモデルに描いた「幸福な職場」(2009年)は、2017年にテレビ朝日、エイベックス・エンターテイメント、クオーレの共催で再演。2012年、東日本大震災後の福島県小名浜にある風俗街を舞台に描いた「泡」を上演。翌年、福島中央テレビ主催で福島4都市ツアー公演を行う。沖縄基地問題、東京大空襲など社会的題材を人情喜劇のタッチで描くことに定評がある。放送作家としてラジオ番組「STEP ONE」「JUMP OVER」「ONE MORNING」などを担当。ドキュメンタリー映画「わたしは分断を許さない」では脚本を担当。
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道後オンセナート2022(DOGO ONSENART 2022)
2022年、「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」の一環として、4年ぶりとなる芸術祭「道後オンセナート2022」を開催しました。
テーマは「いきるよろこび」です。2021年に先行して作品を公開した大竹伸朗さん、蜷川実花さん、隅川雄二さん、尾野光子さんの4名の作 品に加え、過去最多となる約30組のアーティストやクリエイターが参加、自由に鑑賞できる常設のアート作品を設置するほか、イベントを随 時開催し、いつ来ても楽しめる、何度も訪れたくなる芸術祭を開催しました。
道後温泉は昔も今も、人の身体を、心を温め続けてきました。心身を癒し、活力ある人生を送り、また、活気あふれるまちを未来につなぐた め、地域とアーティストやクリエイターが協力しあい、道後を、世界を温めました。会期:2022年4月28日 〜 2023年2月26日