• 2014年

    アートパレード『LIVE BONE 道後オンセナート 2014バージョン』

    地元の子どもたちがパレードに参加する『道後 BONE おどり』と、霧の彫刻で彩られた道後温泉本館を舞台に実施するオリジナルパフォーマンス『LIVE BONE』を2部構成で実施。事前に行われたワークショップ(講師:ひびのこづえ)で、鷺のかたちをした麦わら帽を子どもたち500人と制作。それを着用した子どもが、森山の指導を受けて取り組んだオリジナルの『道後BONEおどり』(振付:森山開次、曲:川瀬浩介)を踊りながら商店街を練り歩き、道行く人々を楽しませてくれた。また、後半に行われたパフォーマンスは、道後温泉本館北側ファサードで上演。石畳を埋め尽くす人々の合間を、軽やかに踊る森山の姿がこれまでにない新しい風景を生み出した。また、霧で空間が一変し、神秘的な余韻を残しながら幕を閉じた。 『LIVE BONE』は森山開次(出演・振付)、ひびのこづえ(衣装)、川瀬浩介(音楽)によるパフォーマンス作品。

    場所:

    道後商店街

    上演日:

    2014年7月20日(日)

    時間:

    17:00〜

    ひびの こづえ

    1958年静岡県生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科視覚伝達デザイン卒業。コスチューム・アーティストとして広告、演劇、歌舞伎、オペラ、ダンス、バレエ、映画、テレビなどその発表の場は、多岐にわたる。毎日ファッション大賞新人賞、資生堂奨励賞受賞 他 展覧会多数。NHK教育テレビ『にほんごであそぼ』のセット衣装を担当中。2007年の個展『ひびのこづえの品品たしひきのあんばい』展(水戸芸術館)から森山開次+川瀬浩介3人のコラボがスタートし、NHK Eテレ『からだであそぼ』で内臓のダンス、森山開次展『ハコ・ヒト・ハコ』で『LIVE BONE』がスタート。

    川瀬 浩介
    かわせ こうすけ

    1970年京都生まれ東京育ち。2002年、光のための音楽『Long Autumn Sweet Thing』を発表し、美術家としてデビュー。以来、「間口が広く奥行きのあるもの」を追求している。2005年には、愛知万博に参加。映像作品『ポピュラスケープ』の音楽を担当し、その雄大でロマンティックな楽曲は「この映像世界に魂を吹き込んだ」と評された。2010年、第13回文化庁メディア芸術祭に、代表作『ベアリング・グロッケンII』が出展され話題に。2012年冬、東京スカイツリーで催されたイルミネーションイベントにて『光の音色:a tone of light』を発表。2013 年には、森山開次、ひびのこづえらとの恊働によるパフォーマンス『LIVE BONE』にてツアーを敢行し、デビューアルバムを3タイトル同時リリース。

    森山 開次
    もりやま かいじ

    ダンサー・振付家。1973年神奈川県生まれ。
    2001年エディンバラフェスティバルにて「今年最も才能あるダンサー。彼一人を観に行く価値あり」と評された後、自身の演出振付によるコンテンポラリーダンス作品の発表を開始。2005年ソロ作品『KATANA』にて「驚異のダンサー」と評される。2012年発表の『曼荼羅の宇宙』にて芸術選奨舞踊部門新人賞・江口隆哉賞他を受賞。映画・演劇・写真作品など幅広い媒体での身体表現に積極的に取り組んでいる。

道後オンセナート2014(DOGO ONSENART 2014)

古くは日本書紀にも残る日本最古の温泉「道後温泉」。松山観光の目玉ともいえる道後温泉本館が、2014年4月10日に改築百二十年の大還暦を迎えることを記念して、アートフェスティバル「道後オンセナート2014」が開催されました。 道後温泉本館が、アート作品へと変貌するほか、9軒のホテル・旅館の各一室を著名なアーティストたちが手がける、泊まれるアート作品群「HOTEL HORIZONTAL(ホテルホリゾンタル)」が誕生。そのほか、昼も夜も、まちを巡りながら道後の魅力を最大限に味わうことができます。
また、地元に重きを置いてコミュニティーを形成する試みとしてアートディレクションと運営は地元NPOと若手クリエイターでつくるコンソーシアム「道後アートプロジェクト」が担当。総合プロデュースは、東京・青山で複合文化施設を運営する、スパイラル/株式会社ワコールアートセンターが行いました。

会期:2016年4月29日 ~ 2017年8月31日

道後アート2014

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道後におけるアートの取り組み