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松山の近現代建築を巡る旅

松山は、戦前・戦後の見るべき近現代建築が多く集まるまち。レンタサイクルを借りれば1日で7~8ヵ所は見て回れる。こんなに密度高く建築が分布しているまちはかなり珍しいので、ぜひこの機会に近現代建築探訪を楽しんでほしい。

宮沢洋みやざわ ひろし
MIYAZAWA HIROSHI
宮沢洋みやざわ ひろし
MIYAZAWA HIROSHI

画文家、編集者、BUNGA NET代表兼編集長。1967年東京生まれ。1990年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、日経BP社入社。日経アーキテクチュア編集部に配属。2016年〜19年まで日経アーキテクチュア編集長。2020年2月に独立。2020年4月から磯達雄とOffice Bungaを共同主宰。2021年5月、株式会社ブンガネット(BUNGA NET Inc.)を設立。著書に『隈研吾建築図鑑』『イラストで読む建築 日本の水族館五十三次』など。BUNGA NET「最強の道後建築案内」では、28の松山近現代建築のレポートを公開している。(https://bunganet.tokyo/dogo01)

行程

DAY1

  • 道後温泉駅

  • 徒歩での移動

    所要時間:約5分
  • 道後温泉本館

  • 徒歩での移動

    所要時間:約5分
  • 道後舘

  • 路面電車での移動

    所要時間:約10分
  • 愛媛県庁本館

  • 路面電車での移動

    所要時間:約5分
  • 萬翠荘

  • 徒歩での移動

  • 坂の上の雲ミュージアム

  • 車での移動

    道後温泉駅や松山駅からの送迎タクシーあり
  • 瀬戸内リトリート青凪

道後温泉駅

道後温泉駅

明治末期の洋風木造駅舎を、1986年に鉄骨造で再現したもの。いわばレプリカなのだが、これほど“街の顔”としての役割を果たしている駅舎はそうそうない。ライトアップも雰囲気がある。2階の窓際で、車両が行き交うのを見ながらコーヒーを飲むと、旅気分が高まる。

道後温泉駅
■住所:〒790-0843 愛媛県松山市道後町1-10-12

徒歩で約5分

道後温泉本館

道後温泉本館

道後温泉本館保存修理工事は前期・後期に分け、素屋根(建物を覆う仮の屋根)をスライド移動させることで営業しながら進行している。そんなことができたのは、①浴室が複数あり、入口も2カ所あった、②各建物が構造的に独立していた、③浴室を早い時期に鉄骨造で建て替えていた、という3条件が重なったから。そんな“奇跡の工事”は2024年12月まで続く。(資料:松山市)

道後温泉本館
■住所:〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町5-6
■営業時間:霊の湯6:00〜23:00(札止22:30)
■定休日:営業状況は公式サイトをご確認ください
公式サイトはこちら

徒歩で約5分

道後舘

道後舘

黒川紀章氏設計のホテル「道後舘」。建築好きならここに泊まりたい。大味な印象もある黒川建築だが、この外観はすごくいい。全体の造形も、プレキャストコンクリートの外壁も、和風かつ現代的だ。ロビーのデザインもいかにも黒川氏らしい。

道後舘
■住所:〒790-0841愛媛県松山市道後多幸町7-26
公式サイトはこちら

路面電車で約10分

愛媛県庁本館

愛媛県庁本館

1929年、木子七郎設計。木子七郎は、建築家一族・木子ファミリーのサラブレッド。松山でいくつもの建築を設計した。外観もきれいだがぜひ中まで見てほしい。正面玄関階段室の鉄筋コンクリートの力強さを強調するモダニズム的表現が圧巻だ。

愛媛県庁本館
■住所:〒790-8570 愛媛県松山市一番町4-2
■見学可能時間:9:00〜17:00(新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため当面の間、職員による見学案内は休止中)
■休業日:土・日曜日、祝日、年末年始(12/29~1/3)
公式サイトはこちら

路面電車で約5分

萬翠荘

萬翠荘

木子七郎×松山といえばこちらも有名。1922年に完成した旧松山藩主の子孫・久松伯爵の別邸だ。いわば“お殿様”の指名で設計した邸宅で、繊細で端正なデザインに西洋人も驚かせた。「一見対称だと思わせるほど安定した非対称」である点に木子の非凡なセンスが表れている。

萬翠荘
■住所:〒790-0001 愛媛県松山市一番町3-3-7
■開館時間:9:00〜18:00
■休業日:月曜日(祝日は開館)
公式サイトはこちら

徒歩で約2分

坂の上の雲ミュージアム

坂の上の雲ミュージアム

現代日本を代表する建築家安藤忠雄氏の設計。大通りの裏側の変形敷地でも、この場所ならではの造形を生み出すのはさすが安藤氏。1階はピロティ状で、スロープで2階にアプローチする。内部は三角形平面の各階をスロープで上る構成。分かりやすい「坂の上」の表現だ。

坂の上の雲ミュージアム
■住所:〒790-0001 愛媛県松山市一番町3-20
■開館時間:9:00〜18:30(最終入場18:00)
■休業日:月曜日(休日の場合は開館・その他臨時開館あり)
公式サイトはこちら

車で30分(道後温泉駅や松山駅からの送迎タクシーあり)

瀬戸内リトリート青凪

瀬戸内リトリート青凪

夜は少し贅沢をしてここに宿泊。どの部屋も、絵画のように構成的なインテリアで、開口部から見える風景がすばらしい。単に「美しい風景」を見せるのではなく、建築を挿入することで「そこにしかない風景」を再構築している。安藤忠雄ファンには自信を持っておすすめ。

瀬戸内リトリート青凪
■住所:〒790-2641 愛媛県松山市柳谷町794-1)
公式サイトはこちら
※館内見学はご宿泊の方のみ可能。宿泊予約の上ご訪問ください。

行程

DAY 2

  • 瀬戸内リトリート青凪

  • 車での移動

    所要時間:約30分
  • 城西自動車学校

  • 電車での移動

    所要時間:約30分
  • 日産プリンス愛媛販売本社

  • 電車・バスでの移動

    所要時間:約75分
  • 松山空港

瀬戸内リトリート青凪

車で30分

城西自動車学校

瀬戸内リトリート青凪

最終日、空港へ向かう前にこの2件も見てほしい。愛媛県八幡浜市役所の職員から、全国で高い評価を得る存在となった伝説の建築家・松村正恒の建築だ。繰り返される屋根のコンクリートアーチはディス・イズ・モダニズム。丹下健三の「ゆかり文化幼稚園」を思わせる。

城西自動車学校
■住所:〒791-8015 松山市中央1-1-41
公式サイトはこちら

電車で約30分

日産プリンス愛媛販売本社

瀬戸内リトリート青凪

こちらも村松氏の設計。ひと目見て、薄すぎるスラブに絶句。鉄筋は入ってるの? これもディス・イズ・モダニズム。築60年近いのに昨日できた建築のよう。今なお現役で自動車販売店というのがすごい。こういう建築こそ重要文化財にすべきでは、と私は思うのである。

日産プリンス愛媛販売本社
■住所:〒790-0921 愛媛県松山市福音寺町261
■営業時間:9:00〜18:00
■休業日:水曜日
公式サイトはこちら

電車・バスで約75分

松山空港