クラフトミュージアム
【期間】2023年7月 ~ 2024年2月29日(木)
【場所】道後温泉地区の旅館やホテルのロビー空間と商店街の店舗などの一角
道後温泉地区の旅館やホテルのロビー空間と商店街の店舗などの一角にポップアップショップを設け、クリエイターがそれぞれ企画や演出し、工芸品などを取り扱います。
インテリアスタイリスト。岩立通子氏に師事後、1996年に独立。主に雑誌、広告、カタログ、TV-CM、エキシビション、ショップディスプレイ、映画美術などのスタイリングを中心に、企業の新規プロジェクトのディレクションなど幅広く活動し、日本のインテリアスタイリストとして第一線で活躍。柔軟な感性を活かし、さまざまなテイストをミックスした独自のスタイリングは、男性女性問わず定評がある。自身のプロジェクト"mountain morning" では、親密な交流をもつ写真家、親交のあるショップやブランド、作家たちとオリジナルアイテムも開発。
不定期でその世界観を具現化するエキシビションやマーケットも開催している。
デザイナー/アーティスト。1995年歌手デビュー。メディアでの活動と共にデザイナーとしても創作活動を続け、これまでに松任谷由実コンサートツアー、嵐ドームコンサートなど、アーティストのステージ衣装を手がける。2020年、夫でアートディレクターの池澤樹とクリエイティブスタジオ「STUDEO」を設立。以後チームとして、ブランド戦略のコンセプト構築から、コミュニケーションの設計、ビジュアル開発、空間デザインまで一気通貫した仕事を目指している。2022年、デザイン・ディレクションを手掛けた革の着物が第101回ニューヨークADC賞(銀賞・銅賞)、東京ADC賞を受賞。
SGSC店主/バイヤー。松山市出身。
2022年2月に東京都狛江市にオープンしたセレクトショップ「STEEP
GRADE SHARP CURVES」オーナー兼バイヤー。
アパレルメーカーを経て、大手セレクトショップに入社。
大手セレクトショップではバイヤーを務め、アートへの造詣が深い自身の強みを生かし、様々な企画や別注アイテムを手掛ける。2017年に新たな環境を求めて同社を退社。独立後はアパレル関連以外に今治タオル業界にも従事していたが、二足のワラジでは物足りなくなり、ショップをオープン。ショップでは、愛媛の地場産品もセレクトし販売している。
大竹彩子(写真:左)
アーティスト。1988年生まれ。宇和島市出身。2016年ロンドン芸術大学を卒業後、絵画、写真、壁画制作など東京を拠点に活動。さまざまな場所を訪れ撮影してきた写真本は現在までに15冊出版。
大竹笙子(写真:右)
アーティスト。1993年生まれ。宇和島市出身。2017年ロンドン芸術大学テキスタイル学科卒業。日常で目にした情景を版画やドローイングなど様々な技法を用いて具現化する。本の挿画やファッションのテキスタイルにも作品を提供しており、作品集に『DUMBBELL
KUMBBELL I,II,III』がある。
「用の美」と称えられる豊かな日本の工芸分野から、技術と制作の背景や視点のいずれにおいても、さらに秀でた芸術性のある作品を見出して展示し、工芸の未来を見据えます。「DIRECTOR'S MARKET」と同じ場所で実施します。
京森 康平
京森 康平きょうもり こうへい
工芸や建築等に見られる装飾を視覚言語として再解釈し、コンセプチュアル・アート以降の、ポストコロニアルの時代における美術のあり方を模索している。「装飾が生まれるまでに加わる、人間の手数による圧倒的な視覚的密度」に共感する京森は、時に陶芸や染織などの技法そのものを絵画技法に取り入れ、幾層もの技術と手数を加え、一つの作品を導き出す。そうした手工芸的なアプローチによって絵画に向き合う京森の姿勢には、デジタル化されていく今日の世界を生きる私たちに、圧倒的な物量や物質性、自らの手を使って何かを生み出すという、根本的な人間の活動について問い直しをかける機会を提示する。
2021年度みんなの道後温泉 活性化プロジェクト「クリエイティブ ステイ公募プログラム」に参加。
久野 彩子
久野 彩子くの あやこ
2008年、武蔵野美術大学工芸工業デザイン科金工専攻卒業。2010年に東京芸術大学大学院美術研究科工芸専攻(鋳金)修士課程修了。ロストワックス鋳造技法を用いて作品を制作。
ロストワックスとは、ロウで作った精密なカタチを金属に置き換える手法で、硬質で重厚な金属の質感と共に、細部にまで技巧を凝らした表現も併せ持っている。手間を厭わない職人気質を有する一方で、都市をそのミクロな作品の中に封じ込めるコンセプトは工芸領域を超えて、新しい可能性を開いている。
2017年・2022年には金沢・世界工芸コンペティション(金沢21世紀美術館/石川)にて入賞。
コロナ禍以降は、町に出ることが減り、より自身を取り巻く環境を見つめ直し、自然などをも表現するようになったという。
西中 千人
西中 千人にしなか ゆきと
星薬科大学薬学部卒業後、カリフォルニア美術大学で彫刻とガラスアートを学ぶ。「命の煌めき・再生・永遠の循環」をテーマに、古の日本の美にインスパイアされたガラス表現を追求。代表作は金継の美意識を礎とした「ガラスの呼継」と 宇宙と命のつながりをメッセージとしたアート空間。リサイクルガラスを用いた作品でサステナブルな社会の実現を提言する活動も行う。
ガラス枯山水「つながる」を京都法然院に奉納(2019)。
パリ装飾美術館「ジャポニスムの150年展」(2018) 、香港大学美術博物館「藝流不息展」(2019)に出展。
オックスフォード大学 アシュモレアン博物館、ヴィクトリア&アルバート博物館(イギリス)他に作品が収蔵。
第1回現代ガラスの美展 in 薩摩 大賞、WIRED / CREATIVE HACK AWARD 2013 グラフィック賞、ドイツWorld Media Festivals 金賞、サーキュラーアワード / サーキュラーエナジー賞他受賞。
2021年度みんなの道後温泉 活性化プロジェクト「クリエイティブステイ公募プログラム」に参加。
Lu Yang × 高橋 直孝
Lu Yangルー・ヤン
上海と東京を拠点とするマルチメディアアーティストの Lu Yangは、宗教、哲学、神経科学、心理学、現代技術の学際的な融合を表す幻想的で、しばしば痛みを伴い、衝撃的なイメージを作成し、自然と宗教に由来する現実の生命体と構造をほのめかす。Lu Yangの芸術的実践の成果は、ゲームエンジン、3Dアニメーション映画、ビデオゲームのインスタレーション、ホログラム、モーションキャプチャパフォーマンス、バーチャルリアリティ、ソフトウェア操作に及ぶ。アーティストは、著名な科学者、ロボット工学会社、心理学者、著名なパフォーマー、デザイナー、実験的作曲家、音楽プロデューサー、ポップスターとも協力している。
高橋 直孝たかはし なおたか
愛媛四国中央市を拠点に活動。太鼓台に付ける飾り幕などを製作する縫師。2002年愛媛県伝統的特産品指定、2006年えひめ伝統工芸士認定。2018年には「優秀技能者知事表彰」を受賞、2020年に「卓越した技能者、現代の名工」と表彰された。
Phannapast Taychamaythakool
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伊予水引金封協同組合
Phannapast Taychamaythakoolファナパット・タイチャメールコール
自分自身のストーリーを動物や花などのモチーフを通じて語る、タイのアーティスト・イラストレーター。チュラーロンコーン大学ファッションデザイン専攻を卒業後、Klosetなどのブランドのデザイナーとして勤めながら、アーティストとしての夢を追い続けていた。2017年にグッチの動物モチーフのジュエリーコレクション、「ル マルシェ デ メルヴェイユ」と連動したおとぎ話の本のイラストを手がけたことで、世界にその名が知られるようになり、Instagram、Nestlé 、Bang & Olufsen を含む多くの世界的な有名ブランドに愛用されている。
伊予水引金封協同組合いよみずひききんぷうきょうどうくみあい
紙の生産量で国内トップを誇る四国中央市で、日本の伝統工芸品である水引製品の生産に携わっている企業の集まり。そこに所属する伝統工芸士たちによって製作。現在、同組合の顧問を務め、組合のオリジナルブランドMIMUSのデザイナーでもある、アーティストの月岡彩(松山市出身/道後オンセナート2014参加)がコーディネーションを担当する。
イベント
上人坂を舞台に、松山、愛媛、四国、世界のクラフトを集めたフェアを開催します。
【期間】2023年10月の2日間
【場所】上人坂
クラフト系の作家を道後に招きます。クラフトフェアに合わせ、道後商店街や上人坂でワークショップなどを実施してもらい、訪れる方にさまざまな体験を提供し、賑わいをもたらします。
【期間】2023年10月頃
【場所】道後商店街や上人坂
道後の冬の風物詩として親しまれている髙橋匡太さんの参加型アート作品「ひかりの実」を道後公園に展示するほか、ワークショップを開催します。
【期間】2023年12月中旬 ~ 2024年1月中旬
【場所】道後公園ほか