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マチコトバ
江六前 一郎
作家

江六前 一郎

会場

松山市東消防署

[選定作品]

「契りの果て」(シャルル・ボードレール 著 /杉本秀太郎 訳『悪の華』(彌生書房)より)

[選定理由]

住民でも出身者でもない、その土地と関係が深い人々のことを「関係人口」と呼ぶそうです。昨年「道後温泉クリエイティブステイ」で道後に滞在した僕も、いわば関係人口の一人。今回、選者の依頼を受けたときは正直驚いたというのが本音なのですが、困り果てた時ふと思いました。「そうか、自分にとって関係の深い人の詩を選んだらいいのか」

フランス文学者・杉本秀太郎先生は、僕が編集者として一緒に仕事をした中で、数少ない著名な作家です。17年間勤めた会社の社長・民輪めぐみ氏の恩師でもあります(つまり、恩師の恩師です)。その杉本先生が遺した代表的な訳書がボードレールの『悪の華』です。

ある「ふたり」の情事を描写したこの詩は、直接的な表現がないからこそ、かえってエロティックな情景を強く想起させます。

「いきるよろこび」というテーマにこの詩を選んだのは、「ふたり」という単位に「生」を強く感じたからです。それと同時に、その世界を覗こうとする世界にもまた僕は「生」を感じてしまいます。「いきるよろこび」とは、じつは人には話せない秘めたるものだと思うのです。

江六前 一郎えいろくまえ いちろう
ICHIRO EROKUMAE
江六前 一郎えいろくまえ いちろう
ICHIRO EROKUMAE

編集者・ライター。1977年千葉県生まれ。江六前(えろくまえ)は本名。岩手県一戸町の同名集落の名に由来する。1997年、国立木更津工業高等専門学校卒業。2002年、編集プロダクション「タミワオフィス」に入社。歴史や芸術、旅をテーマにした雑誌の編纂に携わる。2012年から食の専門誌『料理王国』を担当、副編集長も経験。国内外の一流レストランやシェフを取材、取材店舗はのべ350店におよぶ。2020年4月からフリー編集者に。愛媛県食材では媛っこ地鶏が好き。

江六前 一郎えいろくまえ いちろう
ICHIRO EROKUMAE
江六前 一郎えいろくまえ いちろう
ICHIRO EROKUMAE

編集者・ライター。1977年千葉県生まれ。江六前(えろくまえ)は本名。岩手県一戸町の同名集落の名に由来する。1997年、国立木更津工業高等専門学校卒業。2002年、編集プロダクション「タミワオフィス」に入社。歴史や芸術、旅をテーマにした雑誌の編纂に携わる。2012年から食の専門誌『料理王国』を担当、副編集長も経験。国内外の一流レストランやシェフを取材、取材店舗はのべ350店におよぶ。2020年4月からフリー編集者に。愛媛県食材では媛っこ地鶏が好き。