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2014年
はなのいえ
日本を代表する詩人・谷川俊太郎が道後温泉を訪れ、仕事をする部屋というコンセプトで演出。庭に面した明るい窓辺に仕事机を置き、愛用のパソコンや愛蔵書、その他調度品に自宅の品をお借りして展示した。谷川も同人として活動する詩のレーベルoblaat(オブラート)による詩のインスタレーションやグッズもあわせて展示。また部屋に宿泊したお客様用の宿帳もオリジナル制作した。ノートの中ほどに「はなのいえ」と書かれた原稿用紙に、それぞれが思い思いの詩や文章を綴るという仕掛けで、ひとつの作品集としてつながっていった。
- 場所:
道後館
- 期間:
2013年12月24日-2015年1月12日
- 見学時間:
①12:00 ②13:00 ③14:00(50分)
- 料金:
大人2,000円(税込)、子供(小学生)1,000円(税込)、お抹茶・オリジナルお菓子「和菓詩」付
谷川 俊太郎たにかわ しゅんたろう1931年、東京生まれ。都立豊多摩高校卒。
1952年、第一詩集『二十億光年の孤独』出版。以後詩、エッセー、脚本、翻訳などの分野で文筆を業として今日にいたる。詩集に『21』、『落首九十九』、『ことば あそびうた』、『定義』、『みみをすます』、『日々の地図』、『はだか』、『世間知ラズ』、『minimal』など、エッセー集に『散文』、『ひとり暮らし』、絵本に『わたし』、『ともだち』、『もこもこもこ』などがある。息子で音楽家の谷川賢作との共演も多く、CD『クレーの天使』、『家族の肖像』などが出ている。近刊は『私』『詩の本』『トロムソコラージュ』『ぼくはぼく』『写真』など。2010年より詩を本の外に解放するデザインレーベルoblaat(オブラート)の同人としても活動。
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道後オンセナート2014(DOGO ONSENART 2014)
古くは日本書紀にも残る日本最古の温泉「道後温泉」。松山観光の目玉ともいえる道後温泉本館が、2014年4月10日に改築百二十年の大還暦を迎えることを記念して、アートフェスティバル「道後オンセナート2014」が開催されました。 道後温泉本館が、アート作品へと変貌するほか、9軒のホテル・旅館の各一室を著名なアーティストたちが手がける、泊まれるアート作品群「HOTEL HORIZONTAL(ホテルホリゾンタル)」が誕生。そのほか、昼も夜も、まちを巡りながら道後の魅力を最大限に味わうことができます。
また、地元に重きを置いてコミュニティーを形成する試みとしてアートディレクションと運営は地元NPOと若手クリエイターでつくるコンソーシアム「道後アートプロジェクト」が担当。総合プロデュースは、東京・青山で複合文化施設を運営する、スパイラル/株式会社ワコールアートセンターが行いました。会期:2016年4月29日 ~ 2017年8月31日